経済学部 経済学科 学部の特長
経済についての洞察力を磨き、
未来を拓く人材へ。
学部のポイント
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1. 「実学としての経済学」の修得によって、経済構造を読み解く
「実学としての経済学」を軸にした新しい4コースを編成しています。経済理論を基盤に、広範な経済関連科目を順次的に学修。少人数の演習にて、全員が経済諸指標の連動や経済動向を読み解く力を修得します。
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2. 幅広い業界に応用可能なデータ分析力を修得
高まるAIやデータサイエンス活用のニーズに応え、ICT活用力を強化。正課授業のデータサイエンス基礎では、ITパスポート等の合格を視野に入れ、経済学の視点に基づき、各産業で応用できるデータ分析力を磨きます。
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3. 経済学部の特性を活かしたキャリア教育を実施
1年次の「キャリア開発」をはじめ、2年次の「キャリアデザイン」、3年次の「キャリア演習」を通じて、学部特性を活かしたキャリア教育を行い、金融業、情報通信業、製造業など、幅広い業界で活躍するための就業力を養います。
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4. 専門研究の成果を披露し、卒業論文を執筆
社会に大きな影響を与え、あらゆる業界で活かすことのできる経済学。ゼミでは各々のテーマを追究し、4年間の集大成として卒業論文を執筆するほか、学生研究発表大会では、研究成果をプレゼンテーションで競います。
教育特色
実学としての経済学
経済学部では、「実学としての経済学」を根本的に理解するための基礎である「ミクロ経済学」「マクロ経済学」を学修します。3年次からは、全ての演習において「経済諸指標とその連動についての理解」をサブテーマに設定し、経済学の知見を社会で実践する力を養います。例えば、アメリカの金利が上昇すれば、日本との金利差が生まれ、為替は円安方向へと動きます。このことにより、輸出企業の業績は好転しますが輸入品は値上がりとなり、モノの値段が上がります。このように、1つの経済指標の変化が、私たちの生活やビジネスにどのような影響を及ぼすのかを見通す力を養い、「実学としての経済学」を修得していきます。

実態調査(フィールドワーク)
講義等を通じて得たデータ分析などのスキルや専門知識を駆使し、実社会の課題の発見?調査?解決に取り組む機会を設けています。さまざまな実態調査を経験することで、ビジネスの実践力を磨きます。

専門研究
2年次にコースを選択し、より高度な経済学の専門分野や周辺領域の学修を進めると同時に、自分自身の研究テーマを絞っていきます。3年次から4年次は、その研究テーマを深く掘り下げる期間。これまで調査?考察した経済学の知見をもとに、学修の集大成として4年次には卒業論文の執筆に取り組みます。
4年間の学び
1年次
基礎を強固に
ミクロ経済学やマクロ経済学など経済学の基礎を確実に身に付けた上で、2年次以降の専門学修へとつなげます。
2年次
コース選択
2年次からはコースを選択し、関心に応じた経済学領域の探究をスタートします。
3年次
専門研究が本格化
ゼミでのディスカッションや「学生研究発表大会」などを通じて研究テーマについて深く検討します。
4年次
卒業論文
4年間の学修の集大成として卒業論文を執筆。考察力や論理的思考、経済理論をもとに社会を見通す力を修得します。
卒業論文テーマ(一部抜粋:2022年3月卒業生)
- サブスクがもたらす若者の消費行動への影響
-サブスクの発展要因と現状の課題- - 日本経済の借金問題と増税について
-コロナウイルス状況下でやるべき事- - 食品ロスをフードバンクの視点から考える
-フードバンク活動の課題と解決策?フードバンクの現状- - 日本自動車産業の国際競争力の源泉
-国産自動車の誕生から現在まで- - 日本における男性の育児休業取得に関する理論分析
-女性活躍の推進に向けて- - 脱炭素社会に向けて経済効果と課題点について
- 業界業種別報酬制度設計の妥当性に関する
ゲーム理論による検討 - ナッジ理論による海洋プラスチックごみ削減への取り組み
- 日本企業と多国籍企業に関する考察
-企業戦略で生まれるヒトとカネの流れ- - 住宅バブルと若者世代の「タンピン主義」
-行動経済学の視点から- - RCEP貿易協定が中日貿易に与える影響に関する考察