法学部学生研究発表大会とは

研究成果の発表と交流を通じて、将来につながるチカラを養う

法学部学生研究発表大会は、

  • (1)実学を支える専門性、国際性、人権感覚を涵養し、社会の発展と平和に貢献する人間を育成すること。
  • (2)正義と公平に基づく法的素養を活用しながら、現代社会の当面する諸課題を理解し、解決策を考えることができる人間を育成すること。
  • (3)学生の専門演習の研究に発表の機会を与え、学生の自己肯定感を伸長するとともに、専門演習等の交流の場とすることで、大学全体の専門性をさらに向上させること。

以上を目的に2000年度より開催されており、これまで20回以上開催されています。

2021年度法学部学生研究発表大会

2021年度第22回法学部学生研究発表大会は2021年11月24日(水)に花岡キャンパスで開催されました。
今大会は、1年生から4年生まで26組67名が参加。参加者は5会場に分かれ、発表15分、質疑応答5分の限られた時間の中で、法令の解釈に係る論点から、政策的な立法問題、国際情勢に関する政治問題等多様な研究内容とそのプレゼン能力を競いました。また、発表後の質疑応答では、審査員である教員から、研究内容から研究手法まで様々な質問があり、各研究における評価と課題を知る機会となりました。
各会場での発表終了後、会場毎に審査員による講評と、法学部全体での最優秀賞、優秀賞と、観覧学生の投票で選出される学生賞が発表されました。また、エキシビションとして、最優秀賞と優秀賞に選ばれた2組の発表が披露され、有終の美を飾りました。
なお、例年は対面形式で開催していますが、今大会はコロナウイルス感染症予防のため、全プログラムをWEBで配信し、観覧学生の多くはWEBでの参加になりました。

2021年度上位入賞者




タイトル 個人情報保護法制の一元化について
氏名 豊田、矢口


タイトル 共同不法行為の成立要件:四日市公害訴訟を例に
氏名 石村


タイトル 個人情報保護法制の一元化について
氏名 豊田 他1名

各会場第1席

第1会場



タイトル 葬送の自由についての一試論:土葬墓地問題から
氏名 大谷 他1名

第2会場



タイトル 公務員の動画配信活動:兼業について考える
氏名

第3会場



タイトル 個人情報保護法制の一元化について
氏名 豊田 他1名

第4会場



タイトル 国際平和協力法(PKO法)の政府見解の変遷と憲法9条解釈
氏名 中村

第5会場



タイトル パートナーシップ制度から婚姻平等法へ:8%の当事者の法益保護
氏名 片畑、足立

エキシビションの後に表彰式が行われ、大島法学部長から各受賞者に対して表彰状と記念品が贈呈されました。大会の締めくくりに、最優秀賞、学生賞、第3会場第1席となった4年生の豊田さん、矢口さんがスピーチし、指導教員や友人への感謝と、後輩へのメッセージとして試行錯誤して一歩ずつ前進していくことが大切である旨が述べられました。

大会を終えて

結果発表後各チームの参加者は、所属する演習授業の担当教員のもとに集い、やり終えた喜びを分かち合っていました。また、ライバルチームとの記念撮影を行うなど、白熱した大会の余韻を楽しんでいました。