2023.11.28 トピックス 【経済学部】基礎演習の合同発表会がスタート! 教育?研究

2023年度は49チームが参加

 11月27日(月)から経済学部1年生全員参加による合同発表会がスタートしました。これから3週にわたって、10クラスから計49チームが、5つの会場に分かれて基礎演習での成果をプレゼンテーションします。

 少子高齢化、エネルギー問題、海洋汚染、気候変動、空き家問題、日本アニメ、伝統工芸品、AIによる仕事の変化、外国人雇用など、経済学に関連する社会的課題は多岐にわたります。それぞれのチームが関心のあるテーマを選定し、調査した内容を基に発表します。調査内容は大学で学び始めて半年以上が経過したことで、参考資料として専門書や政府統計の他にも、中には学術論文を選ぶチームもあるなど、高校から大学へと学びの場を移していることが実感できる様子も見られます。

 各グループの発表後には、審査員である先生方から質問や、今後に向けた改善点などについて講評がありました。ここでは、データ?グラフの示し方、報告における時間配分、言葉の定義、結論につながる根拠の提示方法など、アドバイスが行われました。
 学生からは「次に向けてさらなる改善したい」、「他のグループの発表から学ぶことが多かった」等のコメントがあり、学生は研究に対するモチベーションを高めていました。



 
経済学部における専門学修?研究の4年間の流れ

 経済学の基礎学修に取り組んでいる1年生対象の「基礎演習B」では、「合同発表会」という形で、経済学の分析対象である社会?経済に関する課題について、調査?報告を行う機会を設けています。このことは、2年次以降の専門演習で求められる調査能力とプレゼンテーション能力の向上を目指すだけでなく、全クラス対象の合同授業として、他クラスの報告を見聞きすることで、学生同士が刺激を与えあうきっかけとなっています。
この「合同発表会」での経験は、2、3年次に実施される「学生研究発表大会」や4年次の「卒業論文」へとつながります。
経済学部では、卒業論文を大学4年間で積み重ねたすべての知識と技能を活用する学びの集大成として位置づけています。合同発表会から卒業論文の執筆まで、4年間で体系的に獲得する力は、卒業後も学生の「財産」となるでしょう