2021.11.27 トピックス 2021年度法学部学生研究発表大会を開催 教育?研究


 2021年11月24日(水)に花岡キャンパスにおいて2021年度第22回法学部学生研究発表大会が開催されました。
 同大会は、日々の演習での研究活動を通して、発見した課題や論点について、その研究成果を発表する場として毎年1回全法学部生を対象に開催しています。

 今大会では、1年生から4年生まで26組67名が参加しました。参加者は5会場に分かれ、発表15分、質疑応答5分の限られた時間の中で、法令の解釈に係る論点から、政策的な立法問題、国際情勢に関する政治問題等多様な研究内容とそのプレゼン能力を競いました。また、発表後の質疑応答では、審査員である教員から、研究内容から研究手法まで様々な質問があり、各研究における評価と課題を知る機会となりました。
 各会場での発表終了後、会場毎に審査員による講評と、法学部全体での最優秀賞、優秀賞と、観覧学生の投票で選出される学生賞が発表されました。また、エキシビションとして、最優秀賞と優秀賞に選ばれた2組の発表が披露され、有終の美を飾りました。
 なお、例年は対面形式で開催していますが、今大会はコロナウイルス感染症予防のため、全プログラムをWEBで配信し、観覧学生の多くはWEBでの参加になりました。
 

最優秀賞は個人情報保護法制に関する研究



各賞の受賞した発表は以下の通りです。
 
最優秀賞「個人情報保護法制の一元化について」豊田さん、矢口さん
優秀賞 「共同不法行為の成立要件:四日市公害訴訟を例に」石村さん
学生賞 「個人情報保護法制の一元化について」豊田さん他1名
 
[各会場第1席]
第1会場
「葬送の自由についての一試論:土葬墓地問題から」大谷さん他1名
第2会場
「公務員の動画配信活動:兼業について考える」辻さん
第3会場
「個人情報保護法制の一元化について」豊田さん他1名
第4会場
「国際平和協力法(PKO法)の政府見解の変遷と憲法9条解釈」中村さん
第5会場
「パートナーシップ制度から婚姻平等法へ:8%の当事者の法益保護」片畑さん、足立さん
 
 エキシビションの後に表彰式が行われ、大島法学部長から各受賞者に対して表彰状と記念品が贈呈されました。大会の締めくくりに、最優秀賞、学生賞、第3会場第1席となった4年生の豊田さん、矢口さんがスピーチし、指導教員や友人への感謝と、後輩へのメッセージとして試行錯誤して一歩ずつ前進していくことが大切である旨が述べられました。
 

大会を終えて



 結果発表後各チームの参加者は、所属する演習授業の担当教員のもとに集い、やり終えた喜びを分かち合っていました。
 また、ライバルチームとの記念撮影を行うなど、白熱した大会の余韻を楽しんでいました。